本文
市指定重要文化財(石造建造物) 立石八幡宮五重石塔を紹介します
立石八幡宮五重石塔(たていしはちまんぐうごじゅうせきとう)
立石八幡宮五重石塔
- 【所在地】 鳥栖市立石町(立石八幡神社)
- 【指定日】 平成5年10月8日
室町時代前期頃に造立されたものと推定される供養塔です。
花崗岩で造られた繁層式(はんそうしき:蓋石の棟部に袖石を造り出して積み上げる方式)の重層塔(じゅうそうとう)で、相輪部分を除いた高さは約2.2mあります。
現状は5重ですが、3層目から4層目の蓋(屋根)幅に差があることから、当初は7重であった可能性も考えられます。
近年に新しく造った宝珠を載せていますが、もとの相輪については上部が破損するものの別に残されています。中ほどが膨らんだ軸部(基礎石の上)の四辺には、梵字で「金剛界四方種子」と刻まれています。
鳥栖市内においてはこの時期の石塔が完形に近い形で残っておらず貴重な資料ですが、当初からこの場所にあったのか、あるいはいつ頃この場所に移されてきたのかについては不明です。
とすの文化財解説シート ダウンロード[PDFファイル/1.43MB]
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)