サガン鳥栖・尹晶煥(ユン・ジョンファン)監督にインタビュー

 現役時代、華麗なテクニックと非凡なパスセンスを武器に、韓国代表など選手として輝かしい実績を残し、サガン鳥栖でもチームの中心として活躍した尹晶煥さん。

今季、J1昇格を目指すサガン鳥栖の監督に就任。若き指揮官の現在の思いを語ってもらいました。インタビューの内容は「市報とす8月1日号」に掲載しておりますが、紙面の都合上、お伝えできなかった内容もたくさんありましたので、詳しくご紹介します。

Q:2006年に「日本でプレーしたい」というご自身の強い希望があったと聞きましたが、日本でプレーすることの魅力は?

 (2004年から2年間日本でプレーして)グラウンドなど環境面が素晴らしく、また日本のサッカースタイルもパス主体で技術を生かせるので、自分にあっていると思いました。


Q:その中でサガン鳥栖への加入を決断された理由は?

  サガン鳥栖からオファーをいただいて「J1昇格」という明確な目標と強い気持ちを感じて、加入させていただくことを決断しました。

サガン鳥栖での現役時代

 

Q:現役時代と比較して、サガン鳥栖のチームスタイルで受け継がれている部分は?

 松本監督、岸野監督とそれぞれ指導者の個性はあっても、意欲的に90分間走り続けハードワークするというサガン鳥栖のチームカラーは変わっていないと思います。そういう鳥栖のスタイルを基本に、面白いサッカー、考えながらやるサッカーを選手たちに浸透させています。

 

Q:現役時代、尹監督も一緒にプレーした新居選手が今シーズン復帰しましたが、どんなプレーを期待されていますか?

 彼の持ち味である瞬間的なスピードを生かしたプレーやゴール前での決定力に期待しています。

 

Q:鳥栖市の印象は?

 静かでトレーニングには非常にいい環境ですね。

 

Q:昨年はヘッドコーチでしたが、監督として向えた今シーズン、どんな点に違いを感じますか?

 すべてにおいての責任や決断の重みを感じますね。

 

Q:監督業で、難しいと感じるところは?
 すべてが難しいです(笑)。

 

Q:チームを指揮する上での信念や心掛けていることは

  
選手と信頼関係が築けなければいいチームにはならないと思っていますので、選手との対話を大事にしています。 ただ試合中、選手同士は先輩・後輩、関係なく名前を呼び合ってますが、たまに選手から『ユン、ユン』と呼ばれるんですよ。一応自分は監督だから、いいのかなと思いましたが、私に親しみを持ってくれていると理解しています。韓国ではあり得ないですけどね(笑)。
 試合で指揮を執るユンジョンファン監督(写真左)

 

Q:目標とする監督や、影響を受けた指導者はいらっしゃいますか?

 いい指導者に恵まれてきましたので、どなたか1人を目標に挙げるのは難しいですね。強いて挙げれば、韓国代表時代のヒディング監督のリーダーシップは非常に印象強いです。 

 

Q:目標とするサッカー、理想のサッカーはどういったスタイルのサッカー?

 スペインのサッカーが好きですね。その中でもレアルマドリードよりバルセロナのサッカースタイルを好んでます。やはり観ていて面白いですね。

  

Q:7月までのチームの成績(6勝4分5敗で8位)に点数を付けるとしたら?

 10位以下というところには落ちていないので、悪くはないかなとも思っていますが、もっと上を目指してやっています。

 

:6月以降、結果も含め調子が下降気味ですが、監督自身、今の状況をどう分析されていますか?

結果が出ないといろんな話が出ますが、下降しているところをいかに早くまた上昇気流に持っていくかというのは大事だと思っています。

 

 Q:これから上昇していくために、どういったトレーニングが必要とお考えですか?

結果が悪いからトレーニングする、良いからやらないという訳ではないと思っています。目先の結果だけに一喜一憂せず、やるべきことを継続して積み重ねていきたいですね。
 インタビューに答えるユン監督
  

Q:選手にはどのようなことを求めていきたいですか?

 自信を失わずにやってもらうことですね。そのために選手たちと対話をしたり、ビデオを見て研究したり、個人的に色んな話をしています。 

  

Q:(通訳のチョンフンさんから見て)尹監督は普段どんな方ですか?

 「見てる観点が違うな」と感じるところ、感心させられることが多いですね。

 試合や練習中と普段の性格は違いますよ。グラウンドに入ると鬼の形相になりますから(笑)。常に集中していかないといけないと思っています。

 

 

Q:韓国の選手と日本の選手で違うなと思うことは?

 日本人の特性でしょうか。日本の選手は控えめにやるというか、自分から前に出ないところがあると思います。

 

Q:プレーの面で影響していることは?

 自分のプレーが誰かに迷惑を掛けるという思考が先に働いてしまう。そういうところを持っているような気がします。

 

日本の文化についてどうですか?

 皆さん親切で礼儀正しいですね。韓国に帰るとギャップを感じることがあります(笑)。

 

Q:サガンカラーのバスが誕生しましたが、いかがですが?

 一台チームに寄付してもらいたいですね(笑)。選手たちが試合の往き来に使えば、選手たちの士気も高まるのではないかと思います。

選手の皆さんがPR(写真左からヨ・ソンヘ選手、池田圭選手、キム・ミヌ選手)  8月から市内を走るサガンカラーのバス

 

Q:最後に鳥栖市民の皆さんへメッセージをお願いします。

 いつもサガン鳥栖を家族のように思っていただいて、感謝してもしきれないぐらいです。もっともっとサガン鳥栖を愛していただけるように、私たちは努力していきますので、これからもたくさんの声援をよろしくお願いします

 

 ユン監督、チョンフン通訳、練習終了後のお疲れのところ、取材に応じていただきましてありがとうございました。

 練習終了後、選手が引き揚げたグラウンドを一人黙々とランニングしている尹監督の姿がありました。次のゲームの戦略を練っていらっしゃったかは分かりませんが、尹監督は「健康のためです」と笑って答えてくれました。 

 皆さん、この若き指揮官をサポートすべく、スタジアムにサガン鳥栖を応援に行きましょう!!

鳥栖市のイメージキャラクター「とっとちゃん」
取材日:平成23年7月14日
構成:鳥栖市情報政策課 

 

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更新日:2012/1/6