(目的)

第1条　この条例は、林道の効用を十分に発揮させるため、林道の管理に関し必要な事項を定め、もって林業の振興に資することを目的とする。

(定義)

第2条　この条例において「林道」とは、林産物等の運搬及び森林施業を行うための道路をいい、待避所、車廻し場所、排水施設、工作物等を含むものとする。

(名称及び位置)

第3条　林道の名称及び位置は、別表のとおりとする。

(管理)

第4条　市長は、林道を常時良好な状態に管理し、林道の効用が低下しないように努めなければならない。

(使用の禁止及び制限)

第5条　市長は、次の各号の一に該当する場合は、林道の使用を禁止し、又は制限することができる。

(使用の許可)

第6条　林道を使用しようとする者は、次の各号の一に該当する場合は、市長の許可を受けなければならない。許可された事項を変更する場合も同様とする。

(占用の許可)

第7条　林道を占用しようとする者(以下「占用者」という。)は、市長の許可を受けなければならない。許可された事項を変更する場合も同様とする。

(接続等の許可)

第8条　開設若しくは改良する道路を林道に接続しようとする者又は林道に接して林道の構造若しくは機能を害するおそれがある行為をしようとする者は、市長の許可を受けなければならない。許可された事項を変更する場合も同様とする。ただし、国又は地方公共団体が施行する道路又は幅員2メートル未満の道路は、この限りでない。

(許可の取消し)

第9条　市長は、前3条の許可を受けた者が、次の各号の一に該当する場合は、許可を取り消すことができる。

(権利譲渡等の禁止)

第10条　第6条から第8条までの許可を受けた者は、その権利を譲渡し、又は転貸してはならない。

(原状回復義務)

第11条　占用者は、その占用が終わったとき、又は占用の許可を取り消されたときは、直ちに林道を原状に復さなければならない。ただし、市長が原状に復すことが不適当であると認めるときは、この限りでない。

(損害賠償義務)

第12条　第6条から第8条までの許可を受けた者は、林道を故意又は過失により損傷したときは、その損害を賠償しなければならない。

(委任)

第13条　この条例の施行に関し必要な事項は、市長が別に定める。