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移住者プロフィール 成富泰元さん(建築士)・麻利沙さん(保育士) 泰元さんは佐賀県、麻利沙さんは福岡県出身。福岡県、佐賀県の設計事務所などへの勤務を経て独立を志した泰元さんは、起業の拠点としてそれまでの経歴で培った人脈を生かせる鳥栖市を選ぶ。麻利沙さんは移住を機に鳥栖市内の保育園に就業。夫婦で協力して姉妹(6歳、2歳)の子育てとそれぞれの仕事を両立している。 |
─ 鳥栖市へ移り住むきっかけを教えてください
(泰元さん)移住前は福岡県・佐賀県・長崎県を仕事の拠点としてきましたが、独立を考えたときに、これまでの人脈や土地勘を活かせる場所で起業したいと思っていました。鳥栖市に住まうことで、交通利便性を活かして、福岡県だけでなく、熊本県や鹿児島県などにも仕事のエリアが広がると思ったことがきっかけです。
(麻利沙さん)実家のある福岡市との行き来がしやすくなることも大きかったです。こどもが体調を崩したときなどには、車を所有していない母でも、鳥栖市になら電車一本ですぐに来られると言ってくれています。
─ 今、どのような暮らしをしていますか?
(泰元さん)平日は自宅で仕事をしています。時には、県を越えて移動し打ち合わせに出向くことも。鳥栖市の立地を活かして、熊本県や鹿児島県などにも仕事の範囲を広げられています。職場に通勤する必要がなくなったので、朝は夫婦でお互いの仕事の都合をみながら子どもたちの送り出しを分担しています。夕方は保育園や学童のお迎えに行けるように仕事を調節しています。
(麻利沙さん)休日は、こどもたちと公園や市外のショッピングモールに出かけたり、実家のある福岡市に出向いて、姉の家族と過ごしたりすることが多いです。こどもたちはいとこと過ごすのが大好きなので、鳥栖市に移住して実家が身近になって、私も嬉しいですね。
─ 実際に暮らしてみて、感じる鳥栖の魅力は?
(泰元さん)建築的な視点からすると、鳥栖市は区画整理でできた比較的新しい地区や、昔ながらの宿場町の名残がある地区など、新旧入り交ざった街の雰囲気を感じることができとても面白いです。自身の仕事でも、その土地の特性や街並み、地域風土を活かした設計をコンセプトとしているので、鳥栖市の街並みから得られる刺激は仕事にも活きています。
(麻利沙さん)公園やショッピングセンターなど、歩いて行けるような距離にこどもたちが遊べる場所があることが魅力です。まちの雰囲気もよく、周囲の方も温かく迎えてくださって、こどもたちものびのびと学校や保育園に通えています。
─ 鳥栖市への移住を検討されている方へのメッセージをお願いします
(泰元さん)移住を機に起業をしましたが、鳥栖市は九州各地への移動がしやすく、各地に仕事のつながりを持てることがいちばんのメリットです。
(麻利沙さん)知り合いがなく土地勘もないなかで、こどもたちの預け先を探すことや職場が変わることなど、新生活への不安が多くありましたが、運良く姉妹で同じ園に通えることとなり、新しい職場でも皆さん本当にやさしく安心して暮らすことができています。
(泰元さん)今後は、移住者としての自らの経験やこれまでの職歴を活かし、鳥栖市への移住を検討している方や、実際に移住してこられた方のサポーターのような役割も担っていきたいと思っています。