本文
鳥栖市における教育課題を解決し、よりよい教育を実現するための一つとして導入した教科「日本語」。
平成27年度から鳥栖市立の全小中学校で本格実施されました。
鳥栖市で進める日本語教育とは、我が国の言語や文化、そして礼儀作法に触れ、その良さを「楽しみ」「親しみ」「味わう」教育です。
豊かな日本語を身に付け、鳥栖市を愛し、次世代を担う子どもの育成を目的としています。日本の言語や文化に親しむことにより、日本語の持つ美しさや、日本人が持っている感性、情緒を養い、日本人としての教養を身に付け、言語や文化を継承し、新たな創造へとつないでいきます。
教科「日本語」の授業は、鳥栖市独自で作成した教科書を使用します。小学校低学年・中学年・高学年・中学校用の4種類あり、詩やことわざ、慣用句などで表現力やコミュニケーション能力を身に付け、鳥栖市や佐賀県などの伝統文化や礼儀作法を学びます。
日本語の教科化は東京都世田谷区、新潟県新発田市に続き全国で3例目で、九州初の取り組み。読み書きや読解力を重視する国語と別の教科で、義務教育の9年間を通じて日本文化を深く理解させます。また、日本語の表現に触れることで、言語能力を高め、思考力と表現力を伸ばします。