先輩職員の声（一般事務・商工観光課 香月啓介）

1　鳥栖市職員を目指した動機やきっかけは?

　地方公務員として働きたいなと思っていたときに、地元の佐賀県内で真っ先に浮かんだのが「鳥栖市」でした。私は鳥栖市出身ではないですが、鳥栖市は私にとって本当に魅力的な街という印象がありました。
　それは何といっても「サガン鳥栖」のホームタウンだからです。
　子どもの頃、鳥栖スタジアムで当時フューチャーズの試合を初めて観戦した日のことを今でも覚えています。眩いカクテル光線と芝生のにおい、臨場感たっぷりのスタジアムに響く歓声に、本当に感動しました。
　その感動が「鳥栖で働きたい」と思うきっかけとなったことは間違いありません。

2　仕事内容を教えてください

　商工観光課企業立地係に所属しています。業務の中心は大きく2つです。1つは鳥栖市に新たな企業進出を呼び込む「企業誘致」。もう1つは、すでに鳥栖市に進出いただいている「立地企業のサポート」です。
　企業誘致では、鳥栖に興味を持っていただいた企業へ、鳥栖市の立地条件や物件を紹介しています。また、将来的に鳥栖への立地をご検討いただけるように、県外の企業への訪問活動も定期的に行っています。
　立地企業のサポートでは、企業が市内で操業する中で発生するお困りごとやご要望に対応しています。また、市の他の担当部署や地元との調整が必要な案件は、その橋渡し役を務めています。

3　仕事の魅力やおもしろさは?

　企業誘致に関して、鳥栖市は九州の交通の要衝という優位性を生かして、製造工場や物流センターなど、多くの企業が進出しています。企業が鳥栖市に進出し、操業いただくことで、多くの雇用が創出され、企業活動に伴う経済効果も生まれます。企業誘致の成果は、街の発展につながり、まちの将来に大きく影響してきます。目に見える形で街の発展につながる業務に携わることができる点に仕事の面白さや魅力を感じます。

4　これまでの仕事で印象に残っていることは?

　立地企業の従業員の方が交通事故に遭われて、企業の方から道路の安全対策を講じてもらえないかという相談を受けました。担当部署への相談や地元との調整も必要で、頭を悩ませました。夜間に現場を確認したり、企業の方と一緒に地元の方へ相談に行ったり、1つ1つ課題をクリアにしていきました。最終的に担当部署の職員や地元の方のご協力を得て、歩道に防犯灯を設置していただけることになりました。企業の担当者や従業員の方からも大変喜んでいただきました。大きな事業を成し遂げたというわけではありませんが、非常に思い出深い仕事となりました。

5　鳥栖市を目指す皆さんへメッセージ

　市役所の仕事は非常に幅広く、一人の職員ができることは限られていますが、砂粒が固まって砂岩「サガン」となるように、一人一人の力を結集して鳥栖市を活気ある素敵な街にしていきましょう！
　すべては鳥栖のために、そして自分のために！