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女性の健康
女性のライフサイクルと女性ホルモンは関連しています
女性のからだは、年齢とともにいくつかの段階を経て、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が変化します。
エストロゲンは、一般的には8・9歳頃から、卵巣で分泌され、女性らしいからだ作りを助けるホルモンです。
成長とともに分泌量が増え、性成熟期(20代から45歳頃)は分泌量が安定し、更年期から老年期は分泌量が減少します。
エストロゲンの作用
エストロゲンには、以下の作用があります。
- 乳房の発達
- 妊娠の準備
- 自律神経を整える(精神状態が安定する)
- 肌や髪の潤いを保つ
- 骨量を守る
- 動脈硬化の抑制
- 脂質代謝異常の抑制
- 内臓脂肪蓄積の抑制 等
エストロゲンの分泌量が低下し始める更年期は、心身の不調が起こりがちになります。
更年期に起こりやすい変化
更年期とは、女性の場合、閉経前の5年間と閉経後の5年間とを併せた10年間をいいます。
日本人の平均閉経年齢は約50歳ですが、個人差が大きく、早い人では40歳前半、遅い人では50歳後半に閉経を迎えます。
(公益社団法人 日本産婦人科学会ホームページより)
この時期には、ホルモンバランスが乱れやすく、心身の不調が起こりやすくなります。
代表的な更年期症状は、
体の変化
- 疲れやすい
- 肩こり、腰痛
- 汗をかきやすい
- 顔がほてる
- 動悸がする
- 寝つきが悪い、眠りが浅い
- 物忘れ 等
心の変化
- イライラする
- 憂うつになる 等
引用:女性の健康推進室ヘルスケアラボ(厚生労働省)
更年期障害は、女性だけでなく男性にもみられることがあります。
男性ホルモンの減少によって「集中力の低下」「筋力低下」「不眠」といったさまざまな症状があらわれます。
男性の更年期障害については、主に泌尿器科や内科で診断・治療が行われています。症状によって、精神科、整形外科等の受診が必要となる場合もあります。気になる症状がある場合は、是非受診してみましょう。
(引用:スマート・ライフ・プロジェクト、男性編より)
早めの受診をしましょう
更年期症状に限らず、症状の頻度や重さは個人差が大きく、大きな変化なく過ごされる方もいれば、日常生活に支障をきたすほど不調が現れる方もいます。更年期だからと症状を放っておくと、ほかの病気を見逃す可能性もあります。
1.更年期障害のセルフチェック
更年期障害チェック | 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修 (w-health.jp)<外部リンク>
2.症状が日常生活に影響を及ぼす場合や体調不良が続く場合は、まずは症状に合わせて外来を受診しましょう。
女性の健康週間「婦人科受診のトリセツ」 | 健康イベント&コンテンツ | スマート・ライフ・プロジェクト (mhlw.go.jp)<外部リンク>
がん検診を受けましょう
鳥栖市では、毎年がん検診を実施しています。
女性のがん検診では、20歳以上の方を対象にした子宮がん検診と、40歳以上の方が対象の乳がん検診があります。
定期的に受診することで、病気の早期発見につながります。
1.集団検診
日程及び健診場所、注意事項等
Web予約 鳥栖市集団がん検診予約<外部リンク>
2.個別検診
乳がん・子宮がん個別検診について [PDFファイル/956KB]
注意事項【がん検診を受ける前に必ずお読みください!】 [PDFファイル/722KB]
3.無料クーポン券をお持ちの方は、がん検診の費用が無料になります。
令和7年度無料クーポン対象者 [PDFファイル/956KB]
女性の健康についての情報提供サイト
女性の社会進出が進み、労働力人口に占める女性の割合は4割を超えています。
1.女性が健康で働き続けるためには、女性のみでなく、職場全体での女性特有の健康課題を認識し、サポート体制を整えることが必要です。そのため必要な情報が以下のサイトに掲載されています。
女性の健康について、男性や周囲の方に知ってもらいたいことがまとめてあります。
婦人科受診のトリセツ 男性編 | 健康イベント&コンテンツ | スマート・ライフ・プロジェクト (mhlw.go.jp)<外部リンク>
2.女性の健康管理に特化した情報の配信です。健康づくりにご活用ください。
女性の健康推進室ヘルスケアラボ<外部リンク>
※厚生労働科学研究費補助金を受けた研究班で運営しているホームページです。
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