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県指定重要無形文化財 四阿屋神社の御田舞を紹介します
県重要無形文化財
四阿屋神社の御田舞(あずまやじんじゃのおんだまい)
四阿屋神社の御田舞
- 【所在地】 鳥栖市蔵上町(蔵上老松神社)
- 【指定日】 昭和34年3月20日
御田舞は、田植えの諸作業を芸能化したもので、豊作を祈る「御田植祭」として全国的に広く行なわれている祭事の一つです。
四阿屋神社の御田舞、養父郡の惣社である四阿屋神社に奉納する神幸祭で、かつては牛原の獅子舞、宿の鉦浮立、養父のはぐま(《白毛の指物》行列)、蔵上の御田舞とともに、4月1日に奉納されていました。
現在では御田舞は秋の行事へと移行し、蔵上老松神社の「おくんち」の10月20日前後の日曜日に行われています。
御田舞の役割は、長(おさ)・座奉行(ざぶぎょう)・申立(いいたて)・種蒔(たねまき)・代踏(しろふみ)・田童(とうど)・田打(たうち)・鬼(おに)・鼓(つづみ)・太鼓(たいこ)・先払い・手すきなど総勢30人以上の男性だけで構成されます。
3間四方の仮設舞台の上で約40分演じられ、木ぐわを持った田打ちの所作、代かき棒を持った代踏の優雅な舞、早乙女姿の田童のあどけないしぐさ、鬼の勇壮な舞など、古式豊かな田植えの舞として貴重なものといわれています。
動画を見る(外部リンク:地域文化資産ポータル)<外部リンク>
四阿屋神社の御田舞の様子(平成23年)