本文
市指定重要文化財(石造建造物) 肥前鳥居の紹介です
肥前鳥居(ひぜんとりい)
村田八幡宮の肥前鳥居
- 【所在地】 鳥栖市村田町(村田八幡神社)
- 【指定日】 昭和53年4月14日
肥前鳥居は、肥前地方に興った独特の鳥居の形式で、慶長年間(1596~1615)に特に造営が盛んだったことから、別名「慶長鳥居」ともいわれています。
肥前鳥居の特徴は、笠木のかけだし(先端にかけて反り返る部分)が大きな反りをみせて外方に跳ね上がることです。
県内に広く分布するこの石造肥前鳥居は、肥前地域独特の鳥居として注目されるもので、市内では旧佐賀鍋島藩領に2基建立されています。(もう1基は轟木町日子神社境内)
この鳥居には、天草地方の石材が使用されています。表面が摩耗して銘文の一部が剥げ落ちているものの、その内容から慶安2年(1649)に鍋島大和守茂範(なべしまやまとのかみしげのり)によって建立されたことがわかります。
なお、この肥前鳥居が建立されている村田八幡神社は、貞亨元年(1684)以降、佐賀藩領養父郡の惣社として栄えた神社です。
とすの文化財解説シート ダウンロード[PDFファイル/1.24MB]
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)