本文
市指定重要文化財(石造建造物) 野副板碑群を紹介します
野副板碑群(のぞえいたびぐん)
野副板碑群
- 【所在地】 鳥栖市立石町野副
- 【指定日】 平成5年10月8日
板碑とは板状の石を加工して作った死者供養のための卒塔婆(そとうば:供養塔)のことで、多くの種類がありますが、野副の板碑群はいずれも無加工の自然石(花崗岩)に梵字や地蔵菩薩等を彫刻した「自然石板碑」とよばれるもっとも簡素なものです。
向かって左から順に1号~5号の5基の板碑が西を向いて並べられていますが、造立当初からこの場所にあったのか、あるいはいつの頃かに周辺から集められたものなのかははっきりしません。
4号と5号板碑には貞和2年(北朝の年号で、西暦1346年)の紀年銘が刻まれており、南北朝時代の鳥栖地方が北朝の勢力下にあったことがわかるとともに、造立年代の明確な板碑としては市内でもっとも古いものです。
とすの文化財解説シート ダウンロード[PDFファイル/1.51MB]
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)