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市指定重要無形民俗文化財 藤木の獅子舞を紹介します
藤木の獅子舞(ふじのきのししまい)
藤木の獅子舞
- 【所在地】 鳥栖市藤木町(藤木宝満神社)
- 【指定日】 昭和61年8月13日
藤木の獅子舞の正確な起源はわかりませんが、万延2年(1861)の銘を持つ鉦が残されており、江戸時代末期には始められたといわれています。近隣する曽根崎の獅子舞や神辺・牛原の獅子舞なども影響し合いながら伝承されてきました。
明治15年(1882)以前までは、藤木宝満神社をはじめ、四阿屋神社の神幸祭にも奉納されていましたが、牛原に伝承されてから四阿屋神社への奉納はなくなりました。戦中に中断され、戦後は一時的に行われることもありましたが、昭和58年(1983)本格的に復興し、以後は毎年10月の第4日曜日に実施されています。
獅子舞は、獅子頭と前足を演じる前獅子と、胴と後足、たてがみ、しっぽを演じる後獅子の2人が1頭の獅子となり、雄獅子と雌獅子が対の動きを行ないます。雄獅子、雌獅子とも、童子の獅子つりにつられるようにして演舞します。
また、次世代への継承を目的として、子ども会による子ども獅子舞や、小学生によるボンテン踊りも行われています。