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市指定重要無形民俗文化財 曽根崎の獅子舞を紹介します
曽根崎の獅子舞(そねざきのししまい)
曽根崎の獅子舞
- 【所在地】 鳥栖市曽根崎町(曽根崎老松神社)
- 【指定日】 昭和62年6月13日
曽根崎の獅子舞は、元禄8年(1695)の曽根崎老松神社の再建を記念して、その翌年から始められたと伝えられています。
江戸時代には曽根崎老松神社が基肄郡下郷の惣社であったことから、神辺・萱方・古賀・曽根崎・水屋・赤川の下郷全村が神幸祭に参加していました。 その後、明治20~40年代以降は曽根崎・酒井西・酒井東で御神幸を行い、田代の5つの町からは旗が奉納されるようになりましたが、これも終戦を境に行われなくなりました。現在の形になったのは昭和59年に復興されてからのことです。
獅子舞は鉦・太鼓の伴奏によって演じられる獅子舞と道囃子からなり、雄獅子・雌獅子・つり合い獅子の構成と順序で演舞されます。雄・雌獅子とも、獅子頭と前足を演じる前獅子役と、胴と後足を演じる後獅子役が1頭の獅子となり、童子の獅子つりにつられるようにして演舞します。
獅子舞は、曽根崎老松神社の神幸祭として、土地の悪霊を鎮め、人々を浄め、豊作を祈願する貴重な民俗芸能です。毎年3月29日直前の日曜日に奉納されます。