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市指定天然記念物 西清寺のいちょうを紹介します
西清寺のいちょう(さいせいじのいちょう)
西清寺のいちょう
- 【所在地】 鳥栖市田代上町(西清寺)
- 【指定日】 昭和49年5月13日
田代上町の西清寺境内にあるいちょうは、風格、樹勢ともにすぐれており、秋になると多い年には約1.2トンもの銀杏が取れるといわれています。高さは約32m、樹の周囲は約5.4mで、大人が3~4人が手をつないで届く太さがあります。
西清寺の寺伝によれば、このいちょうは天正年間(1573~1591)に勝尾城(現在の牛原町)の城主であった筑紫広門が、愛妾の病気治療の祈願のために植えた7本のうちの1本だとされています。
現在鳥栖市内には、西清寺のものも含めて16カ所のいちょうが県や市指定の“名木・古木”にあげられています。
西清寺のいちょうは八方にたくましく根を張っており、境内に覆いかぶさるような枝振りの良さを特徴としています。
いちょうについて
- 《原産地》
中国の江南地方 - 《由来》
鎌倉時代(13世紀末)に伝来し、寺社や寺院などの境内に多く見ることができます。漢字では「公孫樹」または「鴨脚樹」とも書きます。