ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織でさがす > 教育部 > 生涯学習課 > 市指定重要文化財(歴史資料) 牛原香椎宮縁起絵三幅を紹介します

本文

市指定重要文化財(歴史資料) 牛原香椎宮縁起絵三幅を紹介します

記事ID:0001791 更新日:2020年12月7日更新 印刷ページ表示
<外部リンク>

牛原香椎宮縁起絵 三幅(うしわらかしいぐうえんぎえ さんふく)

牛原香椎宮縁起絵 三幅の画像
牛原香椎宮縁起絵 三幅

  • 【所在地】鳥栖市牛原町
  • 【指定日】平成23年5月31日

 紙本着色の八幡縁起2幅と境内図1幅からなり、いずれも縦178.1cm、横86.1cmの大きさです。縁起絵が納められた二重の木箱のうち、桐製内箱の蓋表には「香椎宮御絵縁起筥」、杉製外箱の蓋表には「香椎宮御絵外筥」と書かれ、内外の箱の内側の底面には、「享保十乙巳歳/三月五日/願主/磯野寿延重利/同氏 美須/社司/三橋出羽守国俺」と墨書されています。この箱書きから、江戸時代中期の牛原村庄屋であった磯野寿延とその孫娘美須(みす)が願主となり、享保10年(1725)に神社に奉納したことが分かります。
 願主の磯野寿延には、『磯野寿延記』という記録が残されており、磯野寿延と美須の続き柄をはじめ、縁起絵を制作した意図や経緯を知ることができます。それによれば、八幡縁起2幅は、筑前香椎宮の縁起絵を福岡の絵師によって写されたものです。また、境内図は牛原香椎神社の様子がよく描かれており、鳥居や放生池、燈籠は現在もみることができます。
 箱書きや記録によって制作の意図や経緯が分かり、当時の富裕層の信仰についてうかがえる貴重な資料です。なお、縁起絵が納められていた木箱と、それとともに保管されていた藤原光長銘の柄鏡、補修の経歴を示す文書2点を附けたりとして指定しました。

皆さまのご意見を
お聞かせください

お問い合わせやご提案などは、メールやWEB提案箱をご利用ください。

お求めの情報が充分掲載されていましたでしょうか?
ページの構成や内容、表現はわかりやすかったでしょうか?
この情報をすぐに見つけられましたか?