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「がん」の現状について
私たちが暮らす日本では、1980年以降、「がん」が死亡原因の第1位となっています。
今日では、2人に1人の方が「がん」にかかる時代を迎え、3人に1人の方が「がん」が原因で亡くなられています。
九州・山口の各県(沖縄県を除く)では、「がん」による死亡率が全国平均を上回っている状況にあります。
「がん撲滅」は私たちの生活と隣り合わせにある身近で切実な課題となっています。また、年齢を重ねるに伴い、「がん」にかかるリスクは高くなると言われています。
がんによる死亡者数は、平成26年度2,798人です。
このうち、部位別の死亡者数を見てみると、肺がんが全体の19%、胃がんが13%、肝がんが11%となっています。
このような中、重粒子線がん治療は、最先端のがんの治療方法として、また、人にやさしいがんの治療方法として大いに期待されています。今後、高齢化は更に進行することが想定されており、重粒子線がん治療の果たす役割は、ますます重要になると考えられます。