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本市は令和6年4月1日に市制施行70周年の節目を迎えます。この節目を迎えられることに感謝し、市民の皆様とともにお祝いできることを大変うれしく思います。
この70年間、九州随一の地理的優位性を最大限に活かした企業誘致力を筆頭に、交通の要衝として着実に発展してまいりました。昭和38年分譲開始の轟木工業団地から始まり、近年の新産業集積エリア鳥栖に至るまで、7つの産業団地が分譲されましたが、ありがたいことに、いずれも盛況のもとに完売しております。市内誘致企業につきましても200社を超えており、さらなる発展を続けています。
スポーツ・文化の面においても、本市には、独自の魅力があります。スポーツでは、サガン鳥栖と久光スプリングスという、国内トップリーグで活躍する2つのプロスポーツチームを擁しています。令和5年春に完成した久光スプリングスの新たな練習拠点であるサロンパス®アリーナは、チームが使用するメインアリーナのみならず、市民にも開放されるサブアリーナを備えており、駅前不動産スタジアムと並ぶ本市の新たなシンボルとして誕生しました。また、文化の面では、九州における交通結節点である好立地から、著名なアーティストのコンサートや舞台が、九州で唯一、本市のみで開催されることも珍しくありません。
加えて、本市は多くの人に選ばれる活力あふれる都市として、令和2年国勢調査において本市の人口増加率は県内1位となっており、地方で人口減少が進む中にあっても、今後も人口増加が見込まれています。さまざまな角度から全国の自治体の住みよさを評価したランキング等においても、本市は常に上位にランクインしており、これからも選ばれ続けるために、より一層の飛躍を目指してまいります。
今後、様々な記念事業を実施してまいりますが、この記念事業を通じて、これまでの本市を創り上げた先人達へ想いを馳せるきっかけを持っていただけるものとなり、これからの未来を魅力的なものに飛躍させるきっかけになることを期待しています。
鳥栖市長 向門 慶人