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健康を維持するために
「フレイル」って聞いたことありますか?
「フレイル」とは、加齢に伴って生じる心身機能の衰えのことで、「健康」と「要介護状態」の中間の段階のことです。
フレイルを引き起こす原因は3つあります!
・身体的フレイル:筋力低下など、運動機能や身体機能の衰えのこと。
・心理的・認知的フレイル:無気力になったり、活動意欲が低下したりなど、心の状態の衰えのこと。(うつ状態や認知機能の低下など)
・社会的フレイル:人や社会とかかわる機会が減少し、他者とのつながりが希薄した状態のこと。
フレイルの最初の入り口は、「社会とのつながりの低下」であるといわれています。そのため、社会とのつながりを持ち続けることはフレイル予防・改善に大切です。
フレイルは、日ごろの食事、運動、人とのかかわりなどの生活の見直しにより健康な状態に回復できるといわれています。
健康を維持するために
「動かないこと(生活不活発)」により、心身の機能が低下し、「動けなくなること」が心配されています。日々の健康を維持するためのポイントをご紹介しますので、実践してみましょう。
運動をしましょう
鳥栖市では、各町区の公民館等で実施されている通いの場において、「とすっこ体操」を推奨しています。
「とすっこ体操」とは、鳥栖地区在宅リハビリテーション広域支援センターの理学療法士・作業療法士が考案した介護予防に効果的な体操です。
ストレッチ5種類(10分程度)、筋力強化5種類(20分程度)から成り立っています。
椅子とタオルがあれば、自宅でも実施できますので、動画やパンフレットを見ながら、ぜひ実施してみてください。
とすっこ体操(ストレッチ)
とすっこ体操(筋力強化)
規則正しい生活を
- 3食、バランスの良い食事を摂りましょう。
低栄養状態では、筋力や体力が衰えたり、免疫力の低下に繋がります。特にたんぱく質は筋肉のもとになりますので、積極的に摂りましょう。 - 毎食後、寝る前に歯磨きを行いましょう。
口腔機能が低下すると、食事が美味しくなくなり、低栄養に繋がる可能性があります。しっかり噛むためにも、お口の健康を保ちましょう。 - 十分な睡眠をとりましょう。
交流をしましょう
人と話をして交流をすることは、認知機能の低下予防にも繋がり、心が元気になります。鳥栖市では、「通いの場」や様々な介護予防教室を実施していますので、ぜひ人との交流を増やすためにもご活用ください。
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