本文
認知症~周りの人の心がけ~
認知症になってもその人であることは変わりません。認知症であるかどうかにかかわらず相手が嫌な思いをしないよう本人の意思を尊重するように心がけることが大切です。認知症によって苦手になっていることを理解したうえで、ちょっとした気づかいができれば認知症の人は暮らしやすくなります。
認知症の人への気遣い
認知症の人が急に怒り出した、聞き入れてくれない、と思うことがあるかもしれません。実は、気付かないうちに傷つけている可能性があります。
事実であっても、本人の記憶にないことは本人にとっては事実ありません。本人が思ったことが本人にとっては事実なので、否定されると傷つきます。そのことを心にとめて認知症の人とコミュニケーションをとりましょう。
認知症理解普及啓発用動画
認知症への理解を深めるために、鹿児島県霧島市で具体例を交えたわかりやすい動画を作成されていますので、ぜひご覧ください。
霧島市ホームページ「認知症理解普及啓発用動画について」(外部サイトへリンク)
周りの人の心がけ
認知症だから何もできないと思われたり、一方的に支援されると嫌な思いがします。周りの人は、次のようなことを気に留めましょう。
- 付き合いにおいては「認知症だから」の前提をとりはらう。
➡そこにいるのは「認知症の人」ではなく、○○さんが認知症になっただけのこと
- 認知症により苦手になっていることの特性を理解した上で、さりげなく自然な気遣いを。
- 本人が得意なこと、少しがんばればできることでは、頼りにし、力を発揮してもらう。
➡「期待される」存在であることは誰でもうれしい
- 重要なことほど、本人の考え、希望についてじっくりと話しあって決める。
➡親切心から行う行為でも、相手の自尊心や意思をないがしろにしては逆効果となることがある
自分だったら周りの人からどのように接してもらうのが望ましいか考えてみましょう。
※認知症サポーター養成講座標準教材『認知症を学びみんなで考える』全国キャラバン・メイト連絡協議会から引用
認知症サポーター養成講座では、認知症によって苦手になることや具体的な声掛けのポイントなどを学ぶことができます。ぜひご活用ください。
鳥栖市ホームページ「認知症サポーターになってみませんか」
認知症関連サイト
認知症のことが気になる方へ
鳥栖市行方不明高齢者等事前登録制度(鳥栖市高齢者見守りシール)
成年後見制度(外部サイトへリンク)<外部リンク>
福祉サービス利用援助事業(外部サイトへリンク)<外部リンク>