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100年に1度の大規模プロジェクトと言われる九州新幹線鹿児島ルートの全線開通と、それに伴う新鳥栖駅の開業をはじめ、九州国際重粒子線がん治療センターの開設、鳥栖プレミアム・アウトレットの開業など、本市にとって大きな転換期を迎える時期となりました。
また、鳥栖市をホームタウンとするJリーグ・サガン鳥栖や女子バレーボールV・プレミアリーグ・久光製薬スプリングスの活躍がまちを盛り上げました。
2011(平成23)年3月12日、九州新幹線鹿児島ルートの全線開通に伴い、新鳥栖駅が開業しました。
新鳥栖駅には九州新幹線が停車するほか、山陽新幹線も乗り入れます。在来線(長崎本線)との乗換駅の併設、高速道路鳥栖インターチェンジまで車で約10分の立地、将来的には九州新幹線西九州ルートの分岐駅になることからも、まさに新しい時代の「西九州の玄関口」としての役割を担うことが期待されています。
2007(平成19)年3月、橋本康志氏が第6代の鳥栖市長に就任しました。
第6代市長 橋本康志氏
※橋本氏の市長就任期間…就任期間2007(平成19)年3月~2023(令和5)年3月
2013(平成25)年5月、最先端がん治療施設「九州国際重粒子線がん治療センター(愛称・サガハイマット)」が九州新幹線・新鳥栖駅前に開設しました。
サガハイマットは、九州初の重粒子線がん治療施設で、外来専門としては国内初の施設です。放射線を用いて「切らずに治す」という体にやさしい最先端のがん治療法で、新鳥栖駅前という抜群の立地を生かし、県内だけでなく九州一円からの利用が期待されています。
鳥栖市は、1954(昭和29)年の市制施行以降、積極的な企業誘致で九州有数の内陸工業都市として成長してきました。
市内5つ目の団地開発となった「グリーン・ロジスティクス・パーク鳥栖」は2006(平成18)年に分譲を開始しました。九州高速交通のクロスポイント・鳥栖ジャンクションから500m、国道3号まで300mと物流上の立地条件がよく、順調に企業進出が進み、2013(平成24)年には38社目の企業進出をもって、当団地は完売しました。
グリーン・ロジスティクス・パーク
この時期に操業した誘致企業 ※企業名はいずれも当時の名称
2004(平成16)年3月、鳥栖市弥生が丘に国内外のブランド直営店が集まった大型ショッピングセンター「鳥栖プレミアム・アウトレット」が開業しました。さわやかな空気と明るい陽光が似合うカリフォルニア州南部をイメージした外観で、非日常を感じながら手頃な価格で買い物できるのが魅力で、年間施設利用者数(2013年度レジ客数)は560万人に上ります。
写真提供:鳥栖プレミアム・アウトレット
1994(平成6)年3月に鳥栖市にプロサッカーチームが誕生して以来、クラブはチーム消滅の危機などいくつもの苦難を乗り越えてきました。クラブ創設15年目の2011年シーズン、サガン鳥栖が念願のJ1昇格を果たしました。
2013(平成25)年、鳥栖市をホームタウンとする久光製薬スプリングスが、天皇杯・皇后杯全日本バレーボール選手権大会、V・プレミアリーグ女子など、女子バレーボール史上初となる5つのタイトルを獲得する快挙を達成しました。5冠達成後、チームは中田久美監督や選手らが参加し、鳥栖市で凱旋パレードが開催されました。
2012(平成24)年10月、第52回ミス・インターナショナル世界大会in沖縄2012が開催され、日本代表で鳥栖市出身の吉松育美さんが世界一に輝きました。日本代表が同大会でグランプリを受賞したことはなく、吉松さんが初の快挙達成となりました。
写真提供:社団法人国際文化協会
民間経済誌「東洋経済」の住みよさランキング(2010年版)で、鳥栖市は九州第1位、全国で第4位(全国787都市中)に評価されました。
「住みよさランキング」は、公的統計をもとに、それぞれの市が持つ“都市力”を「安心度」「利便度」「快適度」「富裕度」「住居水準充実度」の5つの観点に分類し、採用15指標(2010年は14指標)を総合評価としてランキングしたもので、鳥栖市は2013年まで九州1位に評価されています。
2004(平成16)年 |
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2005(平成17)年 | 佐賀・福岡で地震、鳥栖市は震度5弱を記録 |
2006(平成18)年 |
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2007(平成19)年 |
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2008(平成20)年 |
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2010(平成22)年 |
鳥栖駅前周辺整備が完了 |
2011(平成23)年 |
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2012(平成24)年 |
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2013(平成25)年 |
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