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鳥栖市浄水場の水道施設では、各種設備更新や耐震補強等の整備が令和2年9月に完了しました。
今回の更新や整備は、水道施設の老朽化・耐震性能不足への対策を目的とした水道施設整備計画に基づき、平成28年度より着手しています。
これにより災害に強く、より安定した水づくりが可能となりました。
新ろ過池の築造
旧ろ過池の耐震性能不足や施設老朽化対策として、新たに耐震基準を満たすろ過池を築造しました。
新ろ過池では、旧ろ過池での単層ろ過方式から複層ろ過(アンスラサイト)方式へ更新しました。
これにより災害に強く、ろ過池での目詰まりを抑えた効率の良い水処理が可能となりました。
【(旧)ろ過池】 【(新)ろ過池】
中央監視システム等の電気設備の更新
旧電気設備では老朽化による操作上の不具合等が生じていましたが、設備更新により水処理における信頼性が向上しました。
【(旧)中央監視システム】 【(新)中央監視システム】
【(新)受変電設備】 【(新)水質計器】
薬品沈殿池、管理本館の耐震補強
耐震性能が不足している壁の補強により、災害に強い施設となりました。
【(旧)薬品沈殿池】 【(新)薬品沈殿池】
非常用自家発電設備の整備
約300Kwの出力を有する非常用自家発電設備を設置しました。これにより、停電時においても安定した水処理を行うことが可能となりました。
【(新)非常用自家発電設備 外観】 【(新)非常用自家発電設備 内観】
引き続き、水源地の老朽化設備の更新や停電対策として移動式電源車の導入を進めております。これにより、「災害に強く、安定したおいしい水の供給」に取り組んでまいります。