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風水害に備える

記事ID:0002909 更新日:2024年6月18日更新 印刷ページ表示
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佐賀県で発生する災害のうち、その半分は大雨や台風による災害です。大雨は6月から7月の梅雨期に最も多く、次いで8月・9月は台風シーズンとなっています。
風水害は地震などと違って、雨の状況や予測、風の強さなどを知ることができます。気象庁が発表する警報や注意報などの情報に注意しておくことが適切な対応につながります。

大雨について

大雨の降り方には、

  • 短時間(1~3時間)に集中して降る
  • 長時間降り続いた結果、降水量が多くなる
  • 長時間降り続く中で、短時間に集中して降る

などに分けられ、このうち3つ目の大雨の降り方が、特に大きな災害を引き起こします。
鳥栖市でも昭和28年6月に大水害を経験していますが、その後の河川改修等により徐々にその被害は減少しています。
しかし、最近の傾向として、狭い地域に限定して起こる集中豪雨や都市型水害(宅地開発等により自然の貯水機能が低下し、雨水が直接、下水や河川に流れ、下水や河川の処理能力を超える)が多くなってきています。
雨による被害を最小限に抑えるためには、テレビやラジオ、インターネットなどで情報を得るとともに、日頃から土のうを準備したり、側溝等の清掃を行うなどの備えが必要です。

1時間の雨量と災害発生状況
1時間の雨量 災害発生状況
10~20ミリ 雨音で屋内にいても話し声がよく聞こえず、この状態が長く続く時は注意が必要
20~30ミリ 側溝や下水、小さな川があふれ、小規模のがけ崩れがおきる
30~50ミリ 道路が川のようになり、山崩れ・がけ崩れが起きやすくなる
50~80ミリ 滝のように降り、マンホールから水が噴出する
土石流が起こりやすい
80ミリ以上 雨による大規模災害が発生するおそれが強く、厳重な警戒が必要

※参考 気象庁ホームページ「雨の強さと降り方<外部リンク>

台風について

熱帯低気圧のうち、中心付近の最大風速が毎秒17m以上のものを「台風」と呼び、下記の表のとおり分類されています。台風は、通過するコースによって被害の程度が変わり、台風の進行方向に向かって東側の地域では、西側に比べて強い風が吹くため、長崎方面を通過するときの風、特に通過後の吹き返しの風には注意が必要です。
台風における人的被害は、台風に伴う大雨の場合を除いては、その大半が台風通過中に不用意に戸外に出て行くことで発生しています。台風通過中は、強風により瓦やトタン板などが飛んで来るうえ、歩くのにも不安定な状況になりますので、むやみに外に出ないことが大切です。
※参考 気象庁ホームページ「台風について<外部リンク>

想定被害(風速は、10分間の平均風速)
風の強さ

被害(目安)

風速10m/s 傘がさせない
風速15m/s 看板やトタン板が飛びはじめる
風速20m/s 小枝が折れる
風速25m/s 瓦が飛び、テレビアンテナが倒れる
風速30m/s 雨戸がはずれ、家が倒れることもある

※参考 気象庁ホームページ「風の強さと吹き方<外部リンク>

平常時の備えについて 

家のまわりを保全する

  • 雨戸や屋根を補強する。アンテナはしっかり固定する。
  • 鉢植えや物干しざおなど、飛ばされそうな物は屋内へ移動させるか固定する。プロパンガスのボンベもしっかり固定する。
  • ブロック塀や外壁のひび割れや亀裂は補強する。
  • 側溝や排水溝は掃除し、水の流れをスムーズにしておく。

停電に備える

  • 懐中電灯や携帯ラジオ、予備の電池を準備しておく。

断水に備える

  • 飲料水を確保しておく。
  • 浴槽に水を張るなどして、トイレなどの生活用水も確保しておく。

非常用持ち出し品を準備

  • 警戒レベル3「高齢者等避難」、警戒レベル4「避難指示」などの避難情報が出たとき、すぐに動けるように、貴重品や非常持ち出し品の準備をしておくことが大切です。

災害時に被害が心配されるときは

気象情報を確認する

  • テレビやラジオ、インターネット、スマートフォンで気象庁からの警報・注意報や市からの情報を確認する。 ※気象台が発表する情報は、電話(177番)でも確認することが可能
  • がけの亀裂や水位の変化といった身近な環境の変化にも注意する。

むやみに外出しない

  • 台風が接近しているときや、大雨の危険性があるときは、むやみに外出しない。
  • 外出するときには天気予報を確認し、少しでも危険を感じる場所には近づかない。

窓ガラスを補強する

  • 外から板でふさいだり、バツ印にガムテープをはるなどして補強する。

家財道具を移動しておく

  • 浸水が心配される場合は、家財道具や貴重品、生活用品、食料などを高い場所へ移動しておく。

安全な場所に避難する

  • 被害が想定される場合には、事前に子どもや高齢者などは安全な場所に避難する。

 

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